空気圧サーボ位置決めシステム

空気圧サーボ位置決めシステムは次の要素で構成されています:エンコーダ付シリンダ比例方向制御バルブおよび位置決めコントローラ。空気圧サーボ位置決めシステムは空圧シリンダを位置制御により指定された目標位置に移動させたり、力制御により指定された目標とする推力を生成するために使用されます。Festoは空気圧サーボシステムのグローバルマーケットリーダーとしてお客様のご要望に応じた適切なソリューションを提供します。

空気圧サーボ位置決めシステムの仕組み

空気圧サーボでは圧縮可能な駆動媒体の空気を使用するため、空気圧サーボ位置決めシステムは特に「ソフト」であると言われています。それぞれのアクチュエータが制御された位置にある場合、それに対応する大きな外力によってアクチュエータを移動または押し出すことが可能であるためです。価格面では10kg以上の質量を移動させる場合、空気圧サーボ位置決めシステムは特に魅力的です。

空気圧サーボ位置決めシステムのコンポーネント

エンコーダ

エンコーダは現在の位置で実際の値を得ることができるため、空気圧サーボ位置決めシステムの重要な部分です。Festo エンコーダのシリンダ径は18~100mm, ストローク長は100~2,000mmです。Festoのエンコーダにはロータリ式とリニア式があります。エンコーダ

変位エンコーダ

比例方向制御バルブ

比例方向制御バルブは空気圧サーボ位置決めシステムにおいて内蔵された圧力センサにより速度を調整するアクチュエータとして使用されます。Festoではアナログ, デジタル, 直接制御が可能な3種類の比例方向制御バルブをご用意しています。

比例方向制御バルブ

位置決めコントローラ

軸コントローラとしても知られるFestoの2種類の位置決めコントローラは空気圧サーボ位置決めシステムに適しています。高速動作のSoft Stop機能CPX-CMPXにより制御されるアクチュエータはエンドポジションに衝撃を与えることなくスムーズにスライドします。CPX-CMAXはさまざまな空気圧リニアまたはロータリアクチュエータシリーズの簡単な空気圧サーボ制御用に設計されました。

軸コントローラ