Festo 真空発生器

Festoの真空発生器は1段式でベンチュリ原理で作動します。つまり、圧縮空気から真空を発生させます。ベンチュリ原理では圧縮空気がエジェクタに供給され、いわゆるベンチュリノズル(ジェットノズルの断面が狭くなる部分)で超音速まで加速されます。空気がジェットノズルを通過するとすぐに負圧が発生し、空気は真空ポートから吸い込まれます。圧縮空気と吸入空気は真空発生器からの排気としてデフューザメスノズルから一緒に排気されます。

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空気圧式真空発生器の利点

ベンチュリ原理で機能する真空発生器は空気圧式真空発生器のグループに分類され、そのコンパクトな設計により、ほぼすべてのシステムに直接組み込むことができます。ポンプや送風機による電気式真空発生器とは対照的に、空気圧式真空発生器は電源から独立しており、圧縮空気接続によって作動します。また、エネルギーおよびプロセス制御のためのインテリジェントな機能も備えており、特に非常に高い加速度に適しています。Festoの真空発生器はワークおよびアプリケーションに応じてさまざまな性能クラスを実現します。

Festoの主力製品である真空発生器

Festoの主力製品はコンパクトで低コストな3種類の真空発生器です。真空エジェクタ OVELは特に軽量でさまざまな出力レベルおよび真空タイプにより、幅広い使い方ができます。空気圧式真空エジェクタ VNは作業現場で直接使用することができ、ストレート形(インライン:圧縮空気ポートに沿った真空ポート)またはT形(標準:圧縮空気ポートに対して90 の真空ポート)のいずれかを選択することができます。Festoの電気空気圧式真空エジェクタ VNの特徴は作業現場で直接使用することもでき、メンテナンスフリーを実現し、サイレンサーを内蔵することで音圧レベルを低減していることです。また、IO-Link搭載の真空発生器, およびオプションで完全組み立て済みの真空発生器もFestoのショップでご用意しています。

真空発生器の製品特性

Festoの真空発生器はいずれもコンパクトで堅牢な設計が特徴です。これらはプラグコネクタ QS, ワンタッチスリーブ, ねじ, またはねじ込み式サイレンサなど、さまざまな方法で接続できます。最大限の柔軟性を持たせるために、Festoの真空発生器はねじで取り付けるか、取付プレートにはめ込んで間接的に取り付けます。豊富なオプション機能から、お客様のニーズに合った真空発生器をお選びいただけます。