電動ストッパ

工場およびプロセスの自動化はもはや電動なしでは考えられません。そのメリットは明らかで運用面で特に低コストであるだけでなく、制御や設定も非常に簡単です。もちろん、これはFestoの電動ストッパにも当てはまることで搬送物を停止させるために使われ、それによりマテリアルフローを自動化することができます。

EFSD – Festoのソリューション

Festoの電動ストッパ EFSDはある加工ステーションから別の加工ステーションへ対象物を搬送する搬送システム用に特別に設計されています。わずか2本のねじ止めで搬送システムのプロファイルに直接取り付けることができ、入力信号と出力信号にそれぞれ1本の電気ねじ接続が必要です。電動ストッパは取付が簡単であることに加えてデジタルI/Oで制御され、プログラマブルロジックコントローラにより直接コマンドを受信するまでセンサ信号の出力を介してダンピングと停止を処理する調整可能なダンピングもハイライトの1つです。

ストッパシリンダ EFSD

ストッパの特性

電動ストッパ EFSDにはモータコントローラが内蔵されており、電源用の複合インタフェースもあります。これにより、PLCのデジタルI/Oに直接接続することができ、圧縮空気を必要としない単一エネルギーシステムとして機能します。電源, 通信, ロジック処理はデバイス上で直接行われます。EFSDはステータス表示およびステータスメッセージやエラーメッセージにLEDを使用し、センサおよびアクチュエータの信号はM12コネクタ経由で出力されます。
EFSDは0.25~100 kgの搬送物を静かに停止させることができ、圧縮空気を使用しない搬送システムを迅速かつ簡単に装備できる魅力的なソリューションであり、3つの異なるサイズがあります。

機能

電動ストッパ EFSDには3つの位置があります。位置1はストッパシリンダのストッパが伸びた状態であり、入ってくる搬送物を停止させる準備をする基本位置です。この位置ではLEDのステータスメッセージは「クローズ」で入力信号は0です。
保持位置である位置2では電動ストッパに内蔵されたダンピングにより搬送物がダンピングおよび減速された後、一定時間保持されます。この位置においてもLEDのステータスメッセージは「クローズ」で入力信号は0です。
位置3のリリース位置でのみ、LEDステータスメッセージが「オープン」になり、入力信号が1になります。この位置では電動ストッパのストッパが引き込まれ、搬送物がリリースされます。