ポジションセンサは本質的に3つの異なる製品を意味します。センサ自体、ほぼ汎用的に使用できるポジショントランスミッタ、そしてエンコーダです。これらの製品はすべて自動化された動作シーケンスをチェックおよび監視するため、産業用アプリケーションプロセスに不可欠です。
より複雑でプログラミング可能なソリューションとして特定のアクチュエータ用に最適化され、そのアクチュエータでのみ使用可能なポジションセンサがあります。これは回転アクチュエータ DRVS および DSMのシャフトの回転運動を検出するために使用されるFesto ポジションセンサ SRBSにもあてはまります。SRBSの特徴は次のとおりです。
Festoの製品ポートフォリオにはグリッパ HGD/HGPP/HGRおよびHGW用のSMH ポジションセンサも含まれています。センサはエバリュエーションユニットに接続する必要があり、磁気ホール測定原理に基づいています。グリッパの位置に応じてアナログ電気信号がポジションセンサで生成されます。2つのデジタル出力信号(2つのグリッパジョー位置に対応)への変換はシグナルコンバータ SVE4で行われます。
ポジションセンサは一般的に次のようなアプリケーションにおいて特定の検出範囲におけるピストンの動きをアナログでフィードバックするために使用されます。例えば超音波溶接, プレス, ねじ込み, クランプ, 良否判定などです。ピストンマグネットの磁界を検出領域で検知し、高い位置再現精度で評価することが可能です。情報は規格化された0〜10Vまたは4〜20mAのアナログ信号としてまたはIO-Link経由で提供されます。さらに、これらの装置ではトランスミッタで直接信号情報を事前評価するためのプログラミングがオプションとして可能です。
Festoでは4つの異なるポジションセンサを取り扱っています。これらはすべて磁気ホール測定原理に基づいていますが、サイズや検出範囲が異なります。SDAS-MHSとSMAT-8Mはコンパクトなポジションセンサです。このため、小型シリンダとグリッパに最適なソリューションです。SDAS-MHSでは2つのスイッチングポイントを装置側に直接プログラミングすることも可能です。これにより小型アクチュエータに2つ目の近接センサを取り付ける手間が省けます。SDAT-MHSは最大160mmの検出範囲、0~10V、4~20mA、IO-Linkおよびプログラミング可能なスイッチング出力を備えた汎用ソリューションです。Festoのポジションセンサは正確な結果を提供し、空気圧機械やアプリケーションにうまく適合するとともに最高の信頼性を備えています。
エンコーダはオブジェクトと選択した基準点の間の距離を測定しますが、位置決めタスクにも使用されます。Festoのポートフォリオにはさまざまな要件に対応する多数の製品が含まれています。
磁歪測定原理に基づいて完全に非接触で絶対測定を可能とするエンコーダ MME-MTS-TLFをご提供しています。これは高速走行を可能とする導電性プラスチックポテンショメータです。MME-MTS-TLFは主にエアサーボ位置決め技術とソフトストップに使用されます。
もう一つのエンコーダ MLO-POT-LWGは高分解能のアブソリュートポテンショメータです。差込み接続が可能で100~750mmのストロークに適しています。長寿命が本製品の特徴です。
Festo エンコーダ MLO-POT-TLFは高い移動速度と長い耐用年数を提供します。これは225~2000mmのストローク範囲で使用できる、高分解能で差込み可能な接続を備えた絶対測定式導電性プラスチックポテンショメータです。