電動ロータリアクチュエータは部品の回転や配置、簡単なロータリインデックステーブルとしての用途、多軸アプリケーションの回転軸として使用されます。Festoはさまざまなドライブへの要求に対応するために多種多様なソリューションをご用意しています。電動ロータリアクチュエータに加えて歯付ベルト付ロータリアクチュエータ, ステッピングモータおよび減速機を備えたロータリアクチュエータ, またはドライブ, モータ, サーボドライブコントローラを備えたトータルソリューションとしてまた、ロータリアクチュエータを内蔵したフロントユニットもご用意しています。
電動ロータリユニット ERMSは内蔵ドライブ, モータ, サーボドライブコントローラで構成されるトータルソリューションです。回転角度が90°または180°の単純な回転作業や、機械的負荷が高い場合に適しています。ハイライトはPlug & Work原理による簡単なコミッショニングです。すべてのパラメータはソフトウェアや特別なノウハウなしでユニットで手動設定できます。さらに、取付に外付けのサーボドライブコントローラや制御盤は必要ありません。デジタルI/OおよびIO-Linkの2つの制御オプションが標準装備されているため、ERMSは電動ロータリユニット用の魅力的なソリューションパッケージとなっています。
ダイナミックで柔軟な旋削はFestoの電動ロータリアクチュエータ ERMBと特にうまく機能します。これは歯付ベルト駆動の電気メカロータリアクチュエータであり、自由に配置でき、360°以上の任意の回転角度で1つの回転軸として使用したり、小型のNC制御回転テーブルとして「単体」で使用したりできます。ERMBの特徴はコンパクトな設計、および全面に設けられた取付用インタフェースによる簡単な取付です。
ロータリアクチュエータ ERMOは高負荷下での部品やワークの回転、回転、位置合わせに最適です。ステッピングモータと一体型減速機を備えたこの電動ロータリアクチュエータは取付が容易であり、簡単なロータリインデックステーブルとしての用途や、多軸アプリケーションの回転軸として通常は使用されています。遊びのないボールベアリングは非常に正確であり、プリロードされたターンテーブルは軸方向および同心円状の振れ特性が非常に優れています。
フロントユニット ERMHにはZ軸に取り付けるためのロータリアクチュエータを内蔵しており、最適化された重量によりZ軸の最大ダイナミクスを実現します。サーボモータおよび減速機ユニットを備えた電気メカロータリアクチュエータはオプションで真空または過圧用の空気圧式ロータリジョイントを提供します。最大駆動速度は200 RPMです。