Festoのガイド付シリンダ(ガイドロッドとスライドテーブルを持つシリンダ)は空気圧アクチュエータであり、産業用自動化の「主力製品」のひとつです。これらのガイド付シリンダは持ち上げる, プレスする, 引く, 分離するなど、他にも様々な用途で使用できます。どちらのタイプのガイド付シリンダも、線形運動の利点とガイドの利点を組み合わせており、特に高いレベルの安定性を特徴としています。
その他の製品はFestoのカテゴリ:空気圧駆動機器 でご覧いただけます
ガイド付シリンダの分野ではガイドレール(スライドテーブル)とガイドロッド付(ツインロッドシリンダ, ガイド付シリンダ, 薄形シリンダ, ガイド付ミニシリンダ)という2種類の製品カテゴリを提供しています。ガイドレール型は高い精度と再現性を特長としています。ガイドロッド付の駆動部がヨークプレートに取り付けられており、このプレートがねじれを防ぐ役割を果たしています。これにより、とりわけ頑丈で、負荷にも対応できる仕組みが実現しています。
Festoのガイドレール型はとりわけコンパクトなデザインの空気圧スライドテーブルです。Festoは様々な取付オプションと多くの緩衝方法を持つ多数のサイズのスライドテーブルを提供し、機械への振動伝達を最小限に抑えて最適なサイクルタイムを保証しています。ここではスライドテーブルは0.01mmの繰り返し精度を達成しています。
ガイドロッドを持つFestoのガイド付シリンダは特に頑丈で、負荷耐性があり、コンパクトかつ正確です。これらのシリンダは多くのサイズとバリエーションで提供されています - 選択肢は古典的なガイド付シリンダから特殊モデルまでにわたり、たとえば食品や耐熱性、クリーンルームまたはATEX アプリケーションなどのために使用されます。ガイドロッドを持つアクチュエータはほぼすべての工具を保持でき、最大400mmのストロークに達すると同時に、必要に応じて大きな制御力を作り出すこともできます。
ガイドロッドを持つガイド付シリンダは多くのアプリケーションではピストンは1つのみですが、ツインピストン付のシリーズもご利用いただけます。工具を保持するヨークプレートにピストンと一緒に取り付けられている2本のガイドロッドによって、ピストンの整合性が保証されています。ヨークプレートは横方向の力が作用したときにピストンが回転するのを防ぎます。これにより、第一級の運転安定性が保証されます。
ガイドロッドを持つシリンダでは持ち上げる, プレスする, 引く, 押す, クランプする, 停止する, 保持する, 切断する等、その他にも多くの用途が可能となっています。
通常、スライドテーブルは1つまたは2つのピストンロッドとガイドレールとで構成されています。これらはボールベアリングまたはケージガイドを介して、テーブルハウジング内でガイドされます。その結果、横方向の荷重やトルクがかかった場合でも、非常に正確な動作と高い再現性を実現します。スライドテーブルは水平または垂直に取り付けると常に線形運動を行います。
このためスライドテーブルは高い精度と再現性が要求される作業に最適です。これらはガントリ(たとえば X軸と Z軸を持つ2Dリニアガントリ)の優れた補助ツールです。またこれらは把持/フィード構成またはピギーバック構成で、多くの場合アダプタなしで組み合わせることができます。