最大限のフレキシビリティを実現するモーションアプリ

特殊機械や標準システムで最高のフレキシビリティを実現します。稼働中でも標準の方向制御バルブ機能を何度でも変更(4/2から4/3または3/2へなど)可能です。このためボタンを押すだけで多くのニーズに対応することが可能となっています。

すべての方向制御バルブ機能の比例制御が初めて可能になりました - 開度は0%～100％の範囲内で自身で定義します。ソフトスタートならこのプロセスにかかる時間を指定することも可能です。

圧力と真空をデジタルで制御します - 最大16の独立したチャンネルを同時かつ個別に制御します。1台のVTEMで16台のレギュレータを置換すれば多くのハードウェアとスペースを節約することが可能になります。同時に、配管と配線のコストを大きく抑え、潜在的なミスを削減します。

このアプリはモデルベースコントローラの基本的なパラメーターが少ないため、外部センサテクノロジーの必要がありません。モデルの監視によりプログラミングの時間と労力が削減され、革新的な制御システムが高度な制御精度を保証します。

時間のかかる手作業での調整を避けるために個別のスピードコントローラの使用をやめませんか？

給・排気絞り機能により、ボタンを押すだけで快適・迅速に速度の設定が可能、不正改ざんのリスクもなくなります。これにより設定が異なる可変モーションシーケンスをプログラミングすることが可能となります。

負荷ごとに異なるエネルギー消費

"ECOドライブ"アプリが圧縮空気のエネルギー消費を調整し、実際の移動に必要なエネルギーにまで自動的に低減します。これにより終端位置における追加の力を必要としないシンプルなモーションタスクのエネルギー消費を最少限に抑えることができるのです。木製ブロックに対するスライド装置の例でどのように機能するかをご覧ください。

通常運転

標準バルブには圧縮空気ネットワークから6barが供給されています。負荷の移動が終わってもシリンダのチャンバーにはそれとは無関係に6barの圧力がかけられています(アニメーションの下側)。

Festo Motion TerminalのECOドライブ：最大70％のエネルギーを節約

圧縮空気ネットワークからFesto Motion Terminalに6barの圧力が供給されています。移動フェーズと負荷に応じてアクチュエータ内の実際の圧力は排気絞りによって移動にのみ必要な圧力レベルまで減圧されています (アニメーションの上側)。

• 移動中：負荷に応じてスピードコントローラを使わず排気絞りによって圧力制御が実行される
• 移動終了：圧縮空気の供給を遮断、 負荷に応じてアクチュエータの移動に必要な最少限の圧力(4barなど)で動作、通常運転時のように圧力は供給圧力のレベル(6bar)に到達しない
• 戻りストローク(無負荷)：ここでの圧力レベルはさらに低くなり消費量は再度負荷に応じて調整

サイクルタイムを大幅に短縮して生産性を向上させます。圧力と排気を的を絞って制御することでアクチュエータのパフォーマンスが向上し、 同時に動作の安定性も最高レベルになります。セットポイント値とデフォルト値を常に比較するのでシステムパラメータは常に調整されています。摩擦や摩耗の増加といった影響が生じた場合でもシステムが自動的に値を調整します。設定の調整が不要でコミッショニングがスピーディで簡単、直感的に完了可能です。

製品ごとに個別に圧力と速度を設定することでエネルギーを節約します。ストロークの範囲内で変動させることも可能：高速で立ち上げ終端位置へはソフトに移動, プレス時には高圧、戻りストローク時には減圧させ省エネにといった動きを設定することが可能です。排気の流量制御機能で快適に速度を制御し、同時にサイクルタイムの短縮も実行します。

大きな負荷を極めて動的に移動させつつサイクルタイムを最大70％短縮します！ソフトストップ機能ならショックアブソーバを使わずにとも特に終端位置へのソフトな動きを実現可能です。これによりシステムの耐用年数が延びるだけでなくメンテナンス作業を大幅に削減するため、生産性が向上します。さらにMotion Terminalは移動時間を一定に保つべく、すべてのパラメータを常時調整するよう学習し指定の値を順守します。

個別の診断サイクルにより、圧縮空気ネットワークのリークを個別に検出し特定することが可能です。事前に定義されたしきい値によりピンポイントで正確な予兆保全が可能になります。

ねじ込みや異なるワークの供給時には作業ストローク全体にわたって自由に位置決めすることができます。速度, 加速度, ジャークの各パラメータの限界値を利用してシリンダの動きを簡単に調整することが可能です。限界値を指定すると作業エリアへのソフトなアプローチが可能になります。どのシリーズも最大500mmストロークまでに対応しています。