Festo Motion Terminalは空気圧のモーション制御, 圧力制御, 流量制御に関連する分野においてその強味を大いに発揮します。これらの3つの領域をアプリケーションで組み合わせると、デジタル化された空気圧にどのような可能性が潜在しているかがすぐに明らかになります。アプリ制御の空気圧, 制御の自由度が大幅に向上したバルブ構造, そしてデータ取得やデータ処理の統合は特にIndustry 4.0にとって将来における空気圧の利用可能性を確実なものにします。
次の3種のアプリケーションではシステムの改造も含め、VTEMで自由に組み合わせでき]様々なモーションの例を紹介しています。
Motion Terminal VTEMにはピックアンドプレースアプリケーションに必要なすべての機能を1つのシステムに実装可能です。このためショックアブソーバやスピードコントローラなどの多くのコンポーネントが不要になります。モーションアプリが多くのタスクを引き受けることで複雑なメカ構造に置き換わるため、その構造はかなりシンプルになります。一貫したクオリティの確保のために、いつでもプロセスデータを読み取り誤差や偏差に迅速に対応することが可能です。
"流量制御"アプリでボトルなどの容器に窒素やその他のガスをより経済的に充填します。最大8チャンネルの流量制御が同時に行われます。正確な量を投与することで窒素を大幅に節約します。窒素の制御をデジタル化することで改ざんができないようになっているほか、フレキシビリティも向上します。また"圧力設定"アプリによりサイクルタイムの短縮も可能になります。
"圧力設定"モーションアプリで様々なタスクをこなしつつ並行してプラスチックタンクをハンドリングする最大8台の複動シリンダを制御します。シリンダごとに個別のデジタル化された圧力制御により、外部センサなしでもそれぞれの場合に正しい作動圧力が保証されます。こうすることで理想的なプロセスの信頼性を実現し多くの場所で圧縮空気を節約します。