ソレノイドバルブとマスタバルブ

方向制御バルブは油圧や空気圧システムの流体の変更, 開放, 遮断するために使用されます。このために、空気圧アクチュエータには通常圧縮空気や流体として油圧作動油が使用されます。バルブはモデルによって制御エレメントの構造, 切換位置, 流路数, 作動タイプの点で異なります。タイプとしてはメカ, 空気圧, 電気で作動する方向制御バルブがあります。

方向制御バルブの機能

方向制御バルブは流体をその流れ方向に遮断または開放するため、または流れ方向を変更するために使用されます。方向制御バルブにはそれぞれの作業出力用として、エア接続ポートが1つと複数の排気ポートがあります。バルブの仕様(3ポートまたは3位置5ポート方向制御バルブ)は接続ポートと切換位置の数によって決まります。

方向制御バルブにはバルブ内の圧縮空気または油圧作動油について以下の機能があります。

  • 解放
  • 遮断
  • 変更

ソレノイドバルブとマスタバルブ

空気圧におけるイノベーションの推進力として、Festoは幅広い比例制御バルブおよび方向制御バルブを提供しています。これにより非常に複雑なアプリケーションすら簡単に実現でき、それらを制御できます。狭い設置スペース向けの非常にコンパクトなものから、過酷な環境に対応する非常に堅牢なものまで、空気圧および電気式方向制御バルブのポートフォリオを今すぐご覧ください。

標準方向制御バルブ

アクチュエータの制御には電気式または空気圧方向制御バルブを使用できます。機械作動式バルブは12, 24, 110, 230Vで駆動されます。ここでの一般的なタイプは2位置3ポートと3位置5ポート方向制御バルブです。メカバルブとは押しボタン, レバー, ペダルやスプリングによってバルブが切り換えられるタイプです。これに対し、マスタバルブは圧縮空気で制御されます。

Festoの標準方向制御バルブはソレノイドまたはマスタとなっています。

標準方向制御バルブ

汎用方向制御バルブ

Festoのソレノイドバルブは電磁石を使用してバルブを開閉します。その際、コントロールモジュールとしての電磁石は配管内の流体を「開」または 「閉」(NC/NO)に切り換えます。マグネットに印加された電流によってバルブが作動し、制御タイプに応じて直接、サーボ、またはフォース制御で駆動されます。

汎用方向制御バルブ

FestoのCore Product Rangeからの推奨製品:

特定用途向け方向制御バルブ

Festoの特定用途向け方向制御バルブの製品ラインナップはコンパクトなソレノイドバルブからパイロットバルブにまでわたり、バルブターミナルが技術的または経済的な理由により採用できない場合に使用されます。

特定用途対応方向制御バルブ

FAQ - よくある質問について簡単に説明しています

方向制御バルブの役割は何ですか?

方向制御バルブは油圧または空気圧システムで流体の流れを変更, 開放, 遮断するために使用されます。このために圧縮空気または油圧作動油が通常、流体として使用されます。したがって、方向制御バルブの役割はバルブ内の液体または気体(流体)の断面を解放, 変更, または遮断することです。

3ポート方向制御バルブとは何ですか?

方向制御バルブはモデルによって接続ポートと切換位置の数が異なります。3ポート方向制御バルブは単動アクチュエータの切換に使用されます。たとえば流体の流れを切り換え、バルブが閉じたときに2次側を解放します。

Festoの3ポート方向制御バルブは基本位置が閉(NC)および開(NO)でご利用いただけます。

Festoが提供するソレノイド/マスタバルブはどのようなものですか?

FestoはFA向けにさまざまなソレノイド/マスタバルブを提供しています。Festoの製品ラインナップには汎用バルブとして利用可能な標準方向制御バルブと特定アプリケーション向けの方向制御バルブの両方があります。