決められた浮上ギャップにより超伝導システムがあらゆる空間の位置で動作するだけでなく、壁越しででも機能します。これにより保護された空間やクラッディングを超えてのハンドリングにまったく新しい展望が開かれます。SupraTransportで超伝導技術と永久磁石レールを組み合わせることで特に大きく、同時に安定した浮上ギャップを実現する方法を示します。
SupraTransportのL字型ワークピースサポートは下側の永久磁石により磁気レールから離れたところに浮いています。別の永久磁石が90°の角度で取り付けられ、超伝導体と安定して結合します。磁気レール上のワークピースサポートの位置を固定します。
サポートと超伝導体, レールの間にはカバーが組み付けられており、作業エリアと周囲を完全に仕切ることができます。電動アクチュエータにより超伝導体を持ったクライオスタットとそれに結合された浮上サポートの両方を磁気レールに沿って動かすことができます。
特に大きな浮上ギャップによりアプリケーションのクリーニングが大幅に容易になります。これはラボオートメーション, 医療技術, 食品/製薬産業, パッケージ技術において特に利点になります。さらにサポートは小さな障害物ならその上を浮いて移動することができます。